なまけ猫王国 別館

猫作家と猫と鳥の楽しい毎日

猫を探す

21年生活をともにしてきた麦を見送ってすぐに、次の猫のことを考え始めていた。
花子の時と違って、麦は生まれ変わらないだろうなと感じていたせいもあるかもしれない。

私にとっての猫は、シャム猫だった。
11歳の時に祖父にプレゼントしてもらった初代ペルさん、そして、29歳の時ペットショップでカゴの隙間から手を伸ばし、私の腕を掴んだ麦さん。
2匹ともそれはそれは賢くて明るくておしゃべりで甘ったれでお調子者で、お客さまも、リードを付けてのお散歩も大好きで、小鳥もかわいがっていた。
それが猫だと思っていたから、ソマリの女の子の花ちゃんをお迎えした時は「あれ?」ってちょっと物足りなさを感じてしまったのも事実。
もちろん、後にメロメロになってしまったわけだけど。
シャムのブリーダーさんと知り合い、シャムは「ドギーキャット(犬のような猫)」と呼ばれていることを知り、納得した。
ペルと麦が特殊だったんだ。
ツンデレな花ちゃんはきっと、猫らしい猫だったんだと思う。

そんなわけで、おそらく子猫からずっと一緒にいられる猫はこれが最後になるだろうから、大好きなシャム猫の男の子を迎えたい、と思っていた。
その一方で、保護猫認知のための仕事に関わって、実態も知っているというのにお金を払って猫を迎えるのはどうなのか、という葛藤もあった。
最初からベタ慣れじゃなくても、徐々に心が通っていくのはきっと、とても嬉しいことだと思うし、ただいてくれるだけでも幸せを感じると思う。
でも、血統書にはこだわらないけれど、シャムでないとあの性格はムリなのかもしれない。
ペットショップからは買いたくないし、かといってブリーダーさんは極端に少ないし、それにいわゆるショータイプだからきれいすぎて気後れがする。
だったらミックスの保護猫で、シャムの性格を色濃く引き継いでいるコがいるかもしれない!
保護猫ならトライアルもできるし、インコのコジコジとの相性もわかるはず!
そう思って探す日々が始まった。

ほどなくして奈良県に花と麦そっくりな兄妹猫を発見し、里親を申し出たものの、距離の問題でNG。
次に都内で生後2ヶ月のシャム系男子と、一緒に保護されている4ヶ月位のアビシニアン風女子(シマなしキジトラ)を見つけ、トライアルさせていただけることになった。
結果は・・・
年長女子がコジコジを明らかにハンターの目で見てしまってムリだった・・・
わずか1泊2日でお返しすることになってしまい、子猫たちにも保護主さんたちにもご負担かけて申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまった。
猫たち、ムダにストレスかけてごめんよぅ・・・
保護主さんのお話を聞いても、あきらかに私の望む形での猫と鳥の共存は難しそうだった。
(奈良のお話は流れて、結果的に良かったです)
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※ものすごくかわいくて仲良しの2匹だった。シャム風男子は緊張して固まってたけど、キジ娘は超フレンドリーでした。いいおうち、決まったかな。

先代のペルさんは9歳の時に保護したヒヨドリの雛を大切に育てていたし、ブリーダーさん宅から2ヶ月で我が家にやってきた花ちゃんも、4ヶ月半でショップから来た麦次郎も、当時いたインコ2羽になんの関心も示さなかったどころか家族として認識していた様子だし、花子の産んだ子猫たち4匹も、誰ひとりとしてインコに手を出さなかった。
他にもいろいろリサーチし、やはりインコとの平和な共存(同じ室内で普通の鳥かごで飼う、目の前での放鳥はしない)を望むのなら、先祖代々お外を知らないコでないとダメかもしれないという結論に至った。
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※初代シャムのペルさんと保護したヒヨドリのぴよぴよ。鳥が体調を崩すと懐に入れ舐めて温めてやり、飛行練習にも付き合っていた。

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※病気療養中のぷっちゃんのお見舞いをしてる麦次郎。

はやりの猫種ばかりを闇雲に繁殖させてショップに卸す繁殖屋はなくなればいいと思っているけど、一定の猫種と向き合って、その種特有の良さを引出すように、遺伝的な病気や性格にも問題がないようにマッチングを考えて、愛情を持って大切にブリードしているキャッテリーは頑張って欲しいと思っている。
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※お父さんでもなんでもないのに花子に代わって子育てに勤しむ麦次郎。おっぱいねだられて困ってる姿が面白かった。(花子には許嫁がいました)

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※子育て疲れの図。背中に顎をのせてるのは花子様。

そんなわけで、我が家はまた純血種のシャム猫をお迎えします。
まだブリーダーさんと相談中ですが、すらっとしたいわゆるショータイプの女の子が来るかもしれません。
花子と麦次郎の、いいとこどりかもしれないな~と妄想中。

私の作品に、ほっそりした猫が登場するのも時間の問題かも・・・?
どうぞお楽しみにw

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なまけ猫王国更新。/猫助けかるた完成!

今月の猫かもしれない妖怪は「うわん」です。
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なまけ猫王国→http://www.catkick.com/namake/

またまた石燕の「図画百鬼夜行」から。
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この妖怪、説明が全くありません。
わかっているのは、いきなり出現して「うわん!」とでかい声を出して驚かせるということくらい。
お歯黒をしてるから公家なんじゃないかとか、
お化けをひっくるめて「わん」「わんわん」という地域があるからそれが元なんじゃないかとか
謎に包まれていますが、なんだか害がなさそうです。

猫って、急に大きな声で「うわーーーーん!」って鳴きますよね?
特にシャム系だと地声も野太いので結構ビビります。(江戸時代にはいなかったけど)
夕暮れ時に巨猫が塀の上で両手を広げて吠えてる姿は、妖怪に見えなくもなかったかも???


さて、今年2月末から着手していた「猫助けかるた」、ようやく完成しました!
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単純なかるたではなく、読札にはもちろん、絵札の裏にもためになる豆知識が載っています。
読み手も取り手(っていうの?)も、遊べば遊ぶほど猫への理解が深まるかるたに仕上がりました。
クラウドファンディングで始まった企画ですが、もうすぐネコリパブリックさんのお買い物サイトでの通販も始まりますし、今後、大型商業施設などでもお取り扱いいただく予定です。
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします!

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なまけ猫王国更新。/ねこまつりのお知らせ

今月の猫かもしれない妖怪は「影女(かげおんな)」です。
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なまけ猫王国→http://www.catkick.com/namake/

元ネタはまたまた石燕。
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「今昔百鬼拾遺」からです。
ものゝけある家には月かげに女のかげ障子などにうつると云。
荘子にも罔両と景と問答せし事あり。
景は人のかげ也。
罔両は景のそばにある微陰なり。

この絵では、松の木の影が障子に映ってなんとなく女の影のように見えるような…
ってただの見間違いじゃ?

そういえば浮世絵にいっぱいありますよね、珍妙なポーズを取って障子に影絵を映してるもの。
あれ、バカっぽくて好きなんですよ。
そんなイメージで猫にもがんばってもらいましたが、部屋の黒猫が回答者の影絵あてクイズみたいに見えてきました…。


さて、今年も湯島でねこまつりが開催されます!
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昨年までより参加店もぐぐ〜んと増えて更に楽しそうです。
私は王冠印雑貨店さんに少し作品置いていただくほか、猫又まつりで好評だった猫又手ぬぐいの藍色の再販と、ねこまつり限定色(もうすぐ発表)の販売が予定されています!
私の描いた猫又が踊りまくるステキな手ぬぐい。(←自分で言っちゃう)
買い逃した方、チャンスですよ~!
よろしくお願いいたします(^^)
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※茜色(ピンク)は猫又まつり限定色でした。ねこまつりでの販売はございません。

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お礼

8/17、麦次郎、コンパクトになって帰ってきました。
とても大きくて立派な骨で、ワンコ用の壺にパンパンです。
一足先に旅立った花子様のお隣に安置しました。
今度は仲良くするんだよ~。
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それにしても、あまりにも急にいなくなったもんだから、ゴハンやらサプリやら点滴セットやらペットシーツやらが山ほど残りました。
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もうこれは、「お家を探してる猫さんに渡して!」ということなのでしょう。
思えば花ちゃんの時もそうだったな・・・(麦とは食の好みも猫砂の好みも違ってたのです)
あの時は地元の保護猫団体さんに送ったんでした。
今回は保護猫活動をお手伝いしている友人に託しました。
麦さんの残したあれやこれやがよそ猫さんたちのお役に立ちますように。

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ほんの1年前の麦次郎。
最後までかわいいこでした。

麦次郎のためにたくさんのお花やコメントをありがとうございます。
お会いしたことのない方にまであたたかな言葉をかけていただけて、麦次郎は本当に幸せものです。
・・・どうやら麦本猫がお礼に伺った方もいるようですよ?(^^)

10年ちょっと前に花子と麦次郎がケンカして家庭内別居になってから、旅行どころか遠出もしていませんでした。
この2年ほどで19歳の花子と12歳のぷちぷち(セキセイ)を見送り、麦次郎も見送った今、久しぶりに旅行でもしてみようかと思います。
お世話になっている遠方の猫雑貨屋さんにもごあいさつに行きたいなぁ。
ああそうだ、よその猫ともふれあいたいな、保護猫カフェにも行ってみよう。
そして、いいタイミングでまた素敵な出会いがあるといいな。
花、麦、ぷち、ありがとね。

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麦次郎、ありがとう、さよなら。

数々のミラクルを見せてくれた麦次郎ですが、今朝6時45分に息を引き取りました。
21歳と3ヶ月。大往生です。
でも、快方に向かっていると思っていた矢先でした。
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月曜日、ここ3週間ほど2時間おきくらいにオシッコしていたのに、夕方から10時間出ず、ちょっと心配になりました。
食欲もあるし、眼振やフラつきもないし、オシッコの回数以外は至って普通。
この日夜からステロイド25%減です。

火曜日、早朝から眼振あり。
虹彩出血している左目を痛そうに細めたりしていたので、病院に連絡してステロイド量をもとに戻すことにして、朝から追加で0.3cc。
その後も眼振はおさまらないものの、オシッコは順調にしていたし、わざわざ廊下に移動してウンチまでしてたし、昼間は全く食欲がなかったのに、夕方にはそこそこ食べるようになってきました。
これで夜、いつもの時間にいつもの量のステロイド打てばまた復活だ!と期待していたのですが・・・

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今日、夜1時過ぎ、大好きな玄関で枇杷の葉蒟蒻温湿布をのっけられる麦。
眼振はあったけどそれほどつらそうじゃないです。
でも、夜中3時頃になっても眼振がおさまらず、体温も低くなってきたように思えたので、大好きな玄関からリビングに移動させ、背中を温めました。
普段は立てない鼻息をぶーぶーと響かせることが増えて、くらくらするのか、熟睡できない様子で何度も寝返りを打ってました。

そして朝。
6時過ぎから呼吸が浅く荒くなり始めて、それから30分、夫と私(とコジコジ)に見守られて静かに息を引き取りました。

闘病といわれれば闘病で、点滴生活は長かったし、パリパリする音で痙攣発作起こしたりもしたけれど、本猫はさほど嫌そうでもつらそうでもなく、上手に共存できていたように思います。
末期の腎不全で「おうちで看取ってください」って退院してから6年半、よく頑張ってくれました。
思い返せばいろいろ手はかかりましたが、楽しんで工夫できたことばかりです。
私たち夫婦も、出来る限りのことはやりきったという実感があるので、後悔はないです。
ただただ、さみしいけど。

麦は花ちゃんのように最後の要求ってなかったな・・・
おそらく大満足で旅立っていったんだろうと思います。
いわゆる「わかっちゃう」方々から連絡いただきましたが、「全然つらそうじゃなかった」「能天気な感じだった」だそうです。
そりゃもー思い残すことはないよね。
花ちゃんと違って、もう生まれ変わるつもりはないんだろうな、と感じます。
たぶん、花ちゃんに頼んで他の猫さんを託してくるんじゃないかな。

明日、花ちゃんもお世話になったペット霊園でお骨にしてもらいます。
今まで応援してくださったみなさま、ありがとうございました。
何年か前にまとめた、腎不全のケアの方法が他の猫さんたちのお役に立てますように。

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ご近所の猫友さんたちがお悔やみに来てくれ、麦のまわりが賑やかです。
麦ったら人気者!
Twitter、FB、mixiなど、たくさんのコメントありがとうございました。
また改めてお返事いたします。

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